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銑鉄(pig iron)
銑鉄=せんてつと読む。鉄鉱石を高炉などで溶かしたもので4%~5%の炭素を含む。

鋳鉄(cast iron)
ちゅうてつ、いてつと読む。銑鉄を精錬し炭素を2.14~6.67%に調整したもの。
インテリアの素材でキャストアイアンと書かれていることもある。素材がアイアン(鉄)と書いてる場合は鋳鉄であることが多い。ダッチオーブンや南部鉄器などが該当する。
鋳鉄は錆びやすいので防錆の施策をしていないと赤錆ができる。南部鉄器は、内側は酸化皮膜で防錆をし、外側は漆の皮膜で防錆をすることで赤錆を防いでいる。
※似た言葉で鋳物(いもの)があるが、鋳物は溶かした金属を型に流し込み、冷えて固まった後に型から取り出して作った金属製品を指す。よって鉄以外にアルミニウム、亜鉛、マグネシウム等の鋳物製品も多数生産されている。

鋼(steel)
はがねと読む。一般的にはスチールの方が馴染みがる言い方である。銑鉄を精錬し炭素を0.04%~2.0%に調整したもの。加工がしやすく鋳鉄より複雑な形を作りやすい。錆びやすい素材のため、塗装やメッキをし使用される。

ステンレス(stainless)
ステンレスは名前の通りステイン(汚れ)がつきにくいという意味である。鉄を主成分にクロムなどを混ぜることで不動態皮膜を作り錆びに強くなる。錆びないのではなく、錆びに強い金属である。
錆びにくいことからキッチンのシンクに使われることが多いが、ステンレスはもらい錆びにも注意が必要。よくシンクに缶詰などを置きっぱなしにしていると錆び付く原因はこれである。直ぐに対処すれば表面についているだけなので元に戻る。

アルミ(aluminum)
軽い・錆びにくい・柔らかいで多くの場所で使われている。1円玉や網戸のサッシ、物干し竿などに使われている。

チタン(titanium)
強度は鉄の2倍と言われており、航空機やロケットの部品に使われている。また、錆びにくく海水にも強いため船の装甲板や橋の脚にも使われている。さらにアルミほどではないが軽いとかなり重宝される金属だが価格は高い。

真鍮(brass)
「しんちゅう」と読む。強度のある銅と亜鉛の合金黄銅で、腐食はしにくいが空気に触れることで酸化し、次第に黒っぽい色味が現れる。経年変化を愉しみたい人向けで、変化してきたときの独特の光の反射が美しいと評される。ウィールナットのような濃い色の木材と組みあわせて使うことで落ち着いた高級感を演出できる。

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