
A330S Pendant Light GOLDEN BELL
1936年に考案され、翌年、パリ万博のフィンランドパビリオンで発表された「ゴールデンベル」という愛称で人気のペンダントライト。この照明は、北欧フィンランドの首都ヘルシンキにある 老舗高級レストラン「Restaurant Savoy(サヴォイレストラン)」の内装に今でも使われおり、その可愛いフォルムが長年愛されています。
「ゴールデンベル」は、接合を施さない一つの真鍮を用いている上に、あえて仕上げにクリア塗装をせず、真鍮そのままの魅力を活かしています。無塗装のため、生産直後から真鍮が酸化を始めるため、年を経るごとに風合いが変わっていきます。
経年変化を愉しみたい方に向いており、同じく経年変化する無垢材(木材)を使っている部屋にぴったりです。部屋が変化するのに照明が変化しないと嘆いていた方におススメのペンダントライトです。照明内部も無塗装なので、光の反射が強くなく柔らかい光を演出してくれます。
A331 ペンダントランプ ビーハイブ
1953年にアルヴァ・アアルトによりデザインされたペンダントライトは、「Beehive(蜂の巣)」という愛称で親しまれています。家庭やレストラン、カフェの照明だけでなく、フィンランドのユバスキュラにある大学にも採用されています。シェードの隙間にあるスチール製のブラスメッキリングが等間隔に刻まれているため、光の直接的なまぶしさが軽減されおり、空間を柔らかく照らし出してくれます。
Beat(ビート)
イギリスのデザイナーであるトム・ディクソンによって生まれた「ビート」。
ビートは、インドで長きに亘り培われてきた真鍮を加工する成型技術に着目して生まれました。真鍮の板をモールド(型)に嵌めながら部位ごとの成型を行なった後、それらのパーツを溶接で繋ぎ合せ、その後ハンマーで丁寧に全体の成型を行ないます。その製造工程によって生まれるbeat(打痕)は一つとして同じものは無く、打痕跡がリズミカルに美しく表現されています。
今もインドの熟練した技術を持つ職人の手によって一つ一つ作られて、1つのライトを作るのに最大4日かかるほど手間とこだわりが詰まってます。
ハンドメイドなので、製品によって多少のムラがありますし、素材に真鍮を使っているので日を重ねるごとに変化し、益々オリジナリティと愛着が生まれてくることでしょう。
COPPER (コッパー)
サングラスや宇宙飛行士用のヘルメットのバイザーなどを製作する際に利用される、真空蒸着技術(高度なメッキ塗装技術の一つ)をポリカーボネート製シェードに施すことによりシェードの表面が鏡のように周りの景色を映し出します。一見、空間に強烈な印象を与えるように見えますが、デザイナーの狙い通り、周りの環境によって、その表情を七変化させる照明です。
多灯で吊っていただくと、合わせ鏡のように共鳴し、一灯で吊るす時とは全く違った視覚効果を生み出します。
MIRROR BALL(ミラーボール)
完全な球体に、周りの風景を写し込むことで、自らの存在を消し、背景に溶け込む照明を作りたいというトム・ディクソンの狙いをもって生まれた「MIRROR BALL(ミラーボール)」。
どのような環境にも馴染み、周りの背景と一体化することには成功しましたが、光を反射、灯具下方に拡散させるデザインは、文字通りミラーボールのような周囲に存在感を誇示するような照明として人々の注目を集める結果となりました。
ETCH(エッチ)
光の反射と影の投影からインスピレーションを得てデザインされた「ETCH(エッチ)」。厚さ0.4ミリの金属板をデジタルエッチング技術で加工し、その金属板を一枚一枚手作業で組み合わせることで、立体的なフォルムを形成しています。
複数灯を組み合わせて配置する事によって、複雑な陰影をテーブル上や壁面に演出する事が可能です。